会員制リゾートホテルというと、インドではクラブ・マヒンドラが有名ですが、日本ではコロナ禍の後でも10社以上が健在しているそうです。
せっかく日本で過ごす休暇。大阪から車で40分の有馬温泉のエクシブ有馬離宮に滞在しました。
エクシブは会員権を保持するオーナーだけでなく、家族や友人、会社の福利厚生施設に加入している社員も利用ができるため、ホテル内は様々な客層で賑わっています。
日本ではまだ少数派のベジタリアンが悩まされるのはレストランでのお食事。一般的な飲食店ではゆるベジになる可能性が高く、どうしても断れない場合は流れに身を任す修行になるかもしれません。例えば今回事前にホテルから問い合わせを受け、菜食対応の出汁は昆布出汁とお願いしておきましたが、当日のチェックイン時に、昆布だしは難しいと申し訳なさそうに伝えられました。少し驚きましたが、ここで騒いでも仕方なく、よし、流れに任せようと決めました。
せっかくの日本。インドでは滅多に口にできない一流シェフによる和食懐石を楽しみにしていましたが、どうしても完全菜食を、という場合は、厳密なアレルギー対応をお願いするか、温泉禅寺の普茶料理(中国風の精進料理)を予約するのも良いかもしれません。
ちなみに、三大うま味成分のうち、イノシン酸は昆布、グアニル酸は干し椎茸で賄えます。非菜食由来のグルタミン酸を使用しなくても、下準備として野菜を少量の油と味醂で炒めて乳化させると味がギュッと凝縮して美味しくなるのですが、こだわりによっては、そんな料理、出せません、と言われる方もいらっしゃるかもしれませんね。ちなみに私達はかるなぁや、オーサワジャパンの精進出汁を利用しています。
夕食は日本料理有馬・華暦にてカジュアル料理・丹波コースをベジタリアンにアレンジ頂きました。
お品書き
朝食は離宮和朝食膳を極力ベジタリアンにアレンジ頂いたバージョンです。
お品書き
お食事の後は、ロビーのカフェに直行。ロビーを行き交う様々な旅人の幸福感を味わいながら食すケーキは、とっても美味しかったです。
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